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店主のマニアック日記

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2010年 08月 21日

ニジマス好き

 ここひと月ほどご無沙汰だが、店主はもともと渓流釣りが大好き。 子供の頃から父に連れられ、あちこちの川へ出掛け、渓流魚たちと戯れていた。 後にルアー釣りやフライ釣りを始めると、ますます渓流釣りに傾倒していき、現在に至る。 そんな店主だが、渓流魚と呼ばれる鱒属の中でずっと憧れ続けているのは、ヤマメでもイワナでもなく、「野生のニジマス」なのだ。
 中学生の時、近所のスーパーの雑誌コーナーで立ち読みした鍛治 英介氏の好著、「北海道の湖と渓流」のカラーグラビアのニジマスの写真を見た時の衝撃は、今でも忘れることが出来ない。それまで放流ニジマスしか見たことがなかった店主は、フェンウィックのフライロッドと共に並べられたこの写真のニジマスの美しさと迫力に、ただただ感服したものだ。 それまで見ていた、肌ツヤの悪い、尻尾の丸い放流ニジマスとは、「まるで別の魚」に思えたものだ。
 日常的に釣っていたヤマメやイワナより、なかなかめぐり合うことができない「野生のニジマス」を釣ってみたいという思いは、いまの店主の釣りに大きく影響していると思う。

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 画像は、今年の北海道釣行の時に釣った小型のニジマスだが、この姿態から大自然の中で生まれ育ったことは一目瞭然。この一尾を見たとき、あまりの美しさに時を忘れた。

 その鱒をリリースしたそのすぐあとに、大人の鱒が掛かった。 3Xのティペットでも「ヤバイ」と思わせるそのダッシュ力は脱帽もの。 延々と続くやりとりの末、ようやく我が手中に宝石が・・・。

ニジマス好き_b0193874_152237100.jpg

 美しさはもちろんだが、その猛々しいファイトと立派な体躯に、今度はしばし言葉を失った。 

 ヤマメやイワナに比べて、ニジマスのことを低く見ている釣り人が時々見受けられます。 釣りなんて遊びの一環だから、自分の好きな魚を追い求めればいいのだし、他人からとやかく言われる筋合いはありません。ニジマスの事をどう思おうと個人の勝手ではあります。でも店主からすると、ニジマスの本当の素晴らしさを知らないなんて「もったいない!」と思うのです。 そこで渓流釣り師の一人として、お節介を承知で一言。 
「一度腰をすえて、本物の野生のニジマスと対峙してみてください。」


 

by ccacc99 | 2010-08-21 15:57 | 鱒・鮭


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