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店主のマニアック日記

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2010年 09月 10日

ブルック釣りに行くはずが・・・

 この夏は雷魚釣りばかりしていたので、そろそろ冷たい水が恋しくなってきた。 そんなわけで昨日の休日は日光の湯川へブルックトラウトを釣りに行く予定だった。しかし、台風の接近により山沿いは荒れ模様。変更を余儀なくされた。 渓流釣りがダメなら、やることはひとつ・・・ということで、やっぱり雷魚釣りへ。

 朝まずめ、いつもの池で釣り開始。台風の影響か20cmくらい水位が上がっている。 何投もしないうちに同行のWさんのフロッグに反応がある。何だか爆釣の予感。池の左右に分かれて探っていく。 しかし、池の左側を探っている店主のルアーには、まるで反応がない。それどころか、小魚や虫などの生命反応も少なめ。 午前11時頃まで探ったが、店主のルアーにはアタックが一発あっただけで全く釣れる気がしない。 一方のWさんは絶好調で、5回ほどのアタックがあり、そのうち2本を掛けて60弱を1本キャッチ。 う~~~ん、羨ましい!

 お昼前、アタリも遠のいたので別の池へ移動。 またまた左右に分かれて釣り始めるが、二人ともまるで反応なし。僕の頭の中では「ボウズ」という三文字がよぎる。今までの経験上、雷魚は午前中に釣っとかないとボウズになる率が非常に高い。 しばらく釣ったあと、「何か反応はありました?」などと会話しながら二人並んでヘビーカバーを打っていると、突然店主のフロッグに強烈なバイトがある。アワセを入れるとフッキングしたが、バタバタ暴れているうちにフックアウト。「・・・あ~~~!」 この時点で僕は半分ボウズを覚悟した。 その後もそのポイントを執拗に攻め続けたが、池は沈黙を守り続けた。

 気分転換に少し移動して、大きな柳の木の下のヒシモのカバーへ、昨日チューニングしたばかりのマンズフロッグを諦め半分でキャスト。 カバーの中ほどの水面が見えているポケットにフロッグが到達した途端、すごい音と共に水柱が上がりフロッグが消えた。 頭の中が真っ白で、どのようにアワセたか思い出せないが、気が付くと「ガクン、ガクン」という首振りの様子がロッドを通して伝わっている。「ちょっとデカイかも・・・?!」  プレッシャーをかけるためにロッドを煽ると、目一杯に締め込んだアンバサダーのドラグが滑る。スプールを親指で押さえながら、魚体に絡まっているヒシモを切る。 ようやく、最初の難関・ヒシモの林から出した途端にハイ・ジャンプ! やはり良い型だ。 難関を突破し少し安心したが、実はこれからが本番だった。 雷魚はオープンウォーターへ出たあと、すごいパワーで水中を走り回り、まるで寄って来ない。その引きはまるで海水のゲームフィッシュのようだ。こんなに強い雷魚は初めてだ。 長いやりとりの後、やっとのことで岸にひきずり上げ、まじまじと魚体を見る。引き締まった体形のアスリート系雷魚。最後まで諦めずにファイトした相手に脱帽。 マンズフロッグを丸呑みしていた。
ブルック釣りに行くはずが・・・_b0193874_14464576.jpg

 メジャーをあててみると80を越していた。長さ的には僕の新記録となった。対岸で釣っていたWさんが駆けてきて記念写真を撮ってくれた。ありがとうございました。 久々にシビレた。感無量。

 この後、いつものごとく真っ暗になるまでキャストを続けたが、Wさんにも僕にも雷魚はキャッチできなかった。

 スケジュール的に、昨日は今年度のブルック釣りの最後のチャンスでした。 今年はもう日光湯川へは行けなくなってしまいとても残念ですが、釣りの女神様は僕を哀れんで、あの雷魚を釣らせてくれたのかもしれません。 昨夜は気持ちよくグッスリと眠れました!

by ccacc99 | 2010-09-10 15:50 | 大口黒鱒・雷魚・鯰


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