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店主のマニアック日記

creeknikki.exblog.jp
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2010年 12月 21日

パッケージの話

 先日送られてきた最新号の「フライの雑誌 No.91」を読んでいたら、「きちんとパッケージ・デザインしませんか」という編集長の記事が目に止まった。 最近、フライ関係の商品のパッケージなどが軽視されている。カッコよくない。もっとちゃんとデザインしてほしい・・・という内容だ。 店主もその意見に同感!
 
 ・・・こんな世界もあるのだ。
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 昔々のパッケージ。 フライライン用のグリスやフック、スプリットショットなどが入っていたブリキ製のケース。欧米では、これらはティン・ケース(Tin Case)と呼ばれていて、多くのコレクターまで存在する。

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 フライライン用のグリスのパッケージ。イギリスはオールコック、ミューシリン、そしてアメリカのコートランド。 ミューシリンのケースなどは日本でも多少人気はあるようだが・・・。


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 フルーガー社製フックのパッケージ。 トレードマークのブルドッグがイカしてる。


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 スプリットショットのパッケージ。左上から HOUSTON、J.C.Higgins、MONTGOMERY WARD、MEADOW BROOK 各社。どれもアメリカ製。 こうして見ると、ちょっとポップアート的ですらある。

 ティン・ケース全てに言えることだが、ブリキの質感もさることながら、どれも非常に凝ったデザインをしている。 中身がなくなっても、ずっと取って置きたい気持ちになる。



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 現代だって、拘っているメーカーもあります。 画像はダーデブルのカートンボックス。カッコいいでしょ。 この中に複数個単位でルアーを入れて販売店に出荷している。 ほとんどのメーカーは、ただの白い厚紙の箱にルアーを入れているが、ダーデブルは、ユーザーが通常目にすることの無い紙箱にまで拘っている。 こういうところにメーカーの主義主張が感じられる。


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 裏面だって手抜きはありません! このカートンボックス、当店ではダーデブルをまとめ買いしていただいたお客様には差し上げているのですが、皆さんが喜んでくれます。 

 ECO、ECOと叫ばれている現代において、商品を取り出したら、パッケージはゴミ箱へポイ・・・というのはいかがなものかと思います。 パッケージまでカッコよくて捨てるに忍びないほどだったら、あるいは他の用途に使えたら、ゴミは減り、本当のエコにつながるのでは・・・と思います。

by ccacc99 | 2010-12-21 15:31 | マニアック


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