店主のマニアック日記

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2015年 09月 26日

Bamboo or Graphite ?

 各県の渓流釣りもそろそろ終盤。今週末あたり、「今年最後の釣り」を楽しまれるトラウトアングラーの方々も多いでしょうね~。 群馬県なんて、9月20日で禁漁になっちゃいました。なんとも寂しい今日この頃。

 そんな寂しさを紛らわすため・・・というのではありませんが、ノースカントリーアングラー(NCA)のトラウト用キャスティングロッドたちを持ち出して、広場で投げ比べしてみましたよ。

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 上はNCAのバンブー製トラウトベイトロッド、 TBC-50、下は同じくNCAのグラファイト(カーボン)製トラウトベイトロッド、504TCです。ウェイトとして用意したのは、3g前後のスプーンと6cm前後のプラスチック製ミノープラグ(重心移動付き)。リールはアンバサダーの1500cとバンタム100(どちらもノーマル)をとっかえひっかえ交換して投げ比べてみました。


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 まずはTBC-50から。渓流釣りを想定して、店主から5~10m前後にある数本の木の根元を狙ってサイドキャストで投げてみます。1500cをセットした第1投、とても気持ちよく7m前後先の木の根元にミノーが吸い込まれていきます。もっと離れたポイント、もっと近いポイントといろいろな距離にある木の根元に投げてみますが、下手な店主でもかなりの高確率でグッド・キャスト! しっかりとバックキャストでタメて、フォワードキャストはゆっくりとしたモーションでロッドを「戻す」だけ。バンブー素材の持ち味なのかルアーがゆっくりと飛んでいくので、サミングなどのコントロールが非常にしやすいです。 それではと、今度はスプーンに変えてみます。さっきのミノープラグより重量が軽い分、ロッドの「返り」が少し早くなるためか、ルアーの弾道も少し早くなります。でも数回投げるうちにコツが掴めてきました。 リールをバンタム100にチェンジします。1500cよりもスプールの回転がスムーズなので、キャストフィールはミノーでもスプーンでも1500cより少しピーキーになります。 感覚の問題ですが、とくに軽いルアーの場合、店主には1500cとの組み合わせのほうがキャストしやすく感じました。

 TBC-50の評価がよいのは、いつも店主がフライフィッシングやバス釣りなどでもバンブー素材のロッドで釣りをする機会が多いためだと思われます。バンブーロッド好きなので、使う機会も多い。所謂「慣れ」ですな。


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 今度はグラファイトブランクの504TCです。まずはバンタム100をセットしてみます。店主、この組み合わせで50cmクラスのサクラマスをキャッチしちゃったりしてます(ちょっと自慢!)ので、いつもの慣れた組み合わせです。まずはミノーを付けてサイドキャストで第1投。先ほどのTBC-50と比べるとルアーの飛行速度も速く、すごくピーキーに感じます。ロッドのベンディングもTBC-50より先調子だし、バンタムもスプールの回転が軽いし、いわゆる相乗効果です。ちょっとピーキーで面喰った感じ。何度も使っている組み合わせのはずなのに、店主の脳内には、さっき投げたばかりのバンブーロッドのフィーリングがまだログとして残っていて、それが「ピーキー」と錯覚させているみたいです。 それでもしばらくキャストを続けると、だんだんと「上書き」されたのか「いつもの感覚」が蘇ってきました。「コレ、コレ!」って感じ。少し上機嫌になります。 次いで軽いスプーンにチェンジしてサイドキャストしてみます。さっきまでの上機嫌がどこへやら、さらにピーキーさが増した感じがします。ついでに、キャストしたルアーも狙ったポイントより左に逸れがちです。「何で!」ってな感じでエキサイト。知らず知らずのうちに力が入ってきて、ルアーは更にあさっての方向に(汗)。
 しばしキャスティングの手を止めて、熱くなった脳内をクールダウンさせます。 ルアーが軽くなり、キャスト時にロッドが曲る感覚が掴みにくいので、「飛ばそう、飛ばそう」と、ついつい力んでいるようです。 「・・・ルアーが左に逸れるってことは、きっとキャストの最後にロッドの反発の力が左方向に行き過ぎてるんだな」と分析。 今度はサイドキャスト時のバックキャストを、「さらに後ろのほう」まで意識的にロッドを倒すよう心がけ、さらに力を抜きます。ルアーのリリースの角度を少し前倒しに変えてみたわけです。 するとビックリするくらいキャストが決まるようになりました。あんな少しの差なのに、キャスティングって本当に面白いなぁ~。「これにて一件落着!」って感じです。 更にリールを1500cに変えてみると、スプールの回転も遅いせいかバンタムに比べるとマイルドなキャストフィールになります。どちらを使うかは好みの問題かな。 いずれにしても、カーボン素材の504TCはバンブーと比べると先調子(ファストアクション)となります。これは、設計段階でルアー(とくにミノープラグ)の操作性も考慮したためです。


 TBC-50にも504TCにも言えることですが、ロッドを前方に早く振り抜くキャスティングは、渓流などのショートキャストの場合、ルアーの速度が速くなってしまい、コントロールがちょっと難しく感じます。しっかりとバックキャストを意識し、フォワードはゆっくりと「戻し」たほうがルアーもゆっくりと飛んで行って、店主には易しく感じられました。フライキャスティングにちょっと似てますね。

 今回はショートレンジのサイドキャストだけに絞って比較してみましたが、これはあくまでも下手な店主の主観です。人によって感じ方は様々だし、使うフィールドも使用目的も様々でしょう。何より今回のテストは渓流ではなく芝生の上ですし・・・。 更に言うならロッドの良し悪しはキャスティングだけで決まるものではなく、リールやラインとのマッチング、取り回しの良さやルアーへのアクションの付けやすさ、掛けた魚のランディング性能、さらには道具としての美しさや製作した職人の技量など多岐にわたり、使う釣り人が「どんな要素に重点を置くか」によって評価が変わるのは当然です。 結局、釣りは道楽ですからね~(笑)。
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by ccacc99 | 2015-09-26 17:32 | タックル


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