店主のマニアック日記

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2010年 09月 04日

Hardy Altex Spinning Reel

 スピニングリールというと、現代ではS社やD社などの日本のメーカーの製品が世界を席巻しているが、店主が釣りを始めた頃は、スウェーデンのABUやフランスのMitchellなど海外製品の品質のほうが国産を上回っていた。国産メーカーの製品は、まだまだ欧米メーカーのコピー品の領域を抜け出せないでいた。
 第二次大戦後、各国の経済復興とともに世界的に大ヒットしたMitchell 300シリーズ。本国のフランスはもとより、イギリスやアメリカでも大量に販売され、スピニングリールと言えばミッチェルと言われる時代が続いた。  しかし、そのMitchell 300シリーズは、あるメーカーのパテントが切れるのを待って発売された経緯がある。 そのパテントを所有していたのが、大英帝国が誇る釣具メーカー・Hardy社だった。Hardy社はスピニングリールに関するパテントをいくつも持っていたようだが、その中でもベイルアームに関するパテントが切れると、Mitchell(当時はCarpano & Pons社)がいちはやくそれを使って、高品質で安価な製品を大量生産するようになった。   ・・・と、まぁ、このへんの事が詳しく書かれた文献は現在ではたくさんあるので、興味のある方は個人で調べてみてほしい。
 そんな大ヒット商品であるMitchell300も、今回紹介するHardy Altexシリーズを下敷きとして設計されてたりするのだ。 Hardyといえばフライタックルの世界では押しも押されぬ老舗だが、現代的スピニングリールの源もこのメーカーにあるのだ。

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 画像は、Hardy Altex の中でも一番小さい機種であるNo.1 Mk.V。 
 No.1は大きさを示し、No.2、No.3、No.4と4種類のサイズで構成されていて、数字が増すごとに大型モデルとなる。 Mk.Vは改良(マイナーチェンジ)を表していて、このリールはNo.1の最終型である。日本の渓流にちょうど良いサイズ。


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 異種金属が織り成すメカニカルなハンドル周り。メカ好きの人にはたまらない造型。


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 英国王室の紋章の使用が許可されていた。王室御用達の証。 


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 オイルの注入口までカッコイイ。こういうところ、オートバイ好きの店主はシビレちゃうんだなぁ~。
 

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 リール後部に刻印されたパテントナンバー。 どのナンバーが何のパテントを表すかは知らないが、当時のHardy社が世界でも最先端の釣具メーカーだったことがうかがい知れる。


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 ニッケルシルバーを使用したドラグホィール&ドラグスクリュー。 現代の基準で見ても、ドラグの性能は必要にして十分。


 設計にしても切削加工にしても、当時のリール職人たちの情熱がうかがい知れる一台だ。 基本設計は1930年代。戦争が無ければもっと多く作られたに違いないが、戦後にパテントが切れると、これらのパテントを採用した安価なリールが大量に生産されるようになる。 スピニングリールの基礎を築いたHardy社だが、一部の顧客のために高品質な製品を作り続けたことが仇となり、大量生産の波に乗り遅れ、徐々にスピニングリールの市場から撤退していった。
 それでも、Hardy社がスピニングリール市場に残した恩恵は大きいと思います。Altexがなければ、今の国産スピニングリールも無かったかも知れません。 でもまぁ、そんなことより、僕はこのメカニカルな造型にやられてしまうんだな~。 あまりにもカッコよすぎると思いません?
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# by ccacc99 | 2010-09-04 18:54 | 古典的釣道具
2010年 09月 01日

第一回 カーティスクリーク雷魚釣りミーティングの報告 その2

 雷魚釣りミーティングの二日目。まずは昨日攻めていた大きな池へ。
 例のごとく日の出前からキャスティングを開始するが、まるで反応無し。場所を変えて違うフィールドへ行っても事態は改善しない。 仕方ないので、いつも釣り慣れている池へ移動。 この池は、店主が先週、Frogodzilaで70クラスをキャッチしているので期待が持てる。 第一投は、ハードプラグのザラマウスを試しにヘビーカバーへキャスト。すると、いきなり藻を突き破ってバイトがある。少し送り込んで思いっきりアワセたがすっぽ抜け。オマケに大アワセしたザラマウスが飛んできて、岸のコンクリートに激突。ザラマウスは尻尾の付け根に名誉の負傷を負ってしまった。 気を取り直して、今度は伝家の宝刀Frogodzilaへルアーチェンジ。 先ほどとほぼ同じコースを引いてみると、いきなり雷魚がアタック! 無事にランディングしたのは60弱のカワイイ雷魚。

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 こんな小型の雷魚でも、あの大きなFrogodzilaをしっかり咥えられるんだなぁ~と再認識。
 他の池へ行っていたエルグランド班も70クラスを無事にキャッチしたようだ。
 
 その後は、僕もWさんもバラシやすっぽ抜けばかりで、この池ではキャッチには至らなかった。
 でも、ちょっと面白い画像が撮れたのでご紹介。
 先ほどからオープンウォーターを回遊し、店主がキャストするルアーを嫌がっていた雷魚。まるで食い気がなのでほって置いたら、何を考えたのか、そいつが釣りをしている店主の足元に定位。

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 しばらく僕と ’にらめっこ’ した後に・・・

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  ゆっくりと方向転換して帰っていった。
 「今は食べたくないんだよ。昼寝の邪魔をするなよな~」とでも言いに来たのかもしれない。

 午後は更に他のフィールドへ。
 しばらく釣りをしていると、僕が立っていたワンドの浅瀬に一匹の雷魚が入ってくるのが見えた。 そいつの進行方向の約1メートル先へルアーをキャストすると、何のためらいもなくルアーにバイト!

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 きっと、お腹が空いていたのだろう。丸々とした65クラス。オープンウォーターのサイトフィッシングだったので、ルアーを食うまでの雷魚の行動が全部見えて、とてもエキサイティングでした。

 夕方4時になっても一向に気温が下がらず、全員脱水状態に・・・。5時まで木陰で休むことにした。
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 クロアゲハたちも水分補給に来ていた。

 夕方5時になり釣りを再開したら、先ほどとは見違えるようにフィールドが活性化している。あちこちでボイルや捕食音があり、真っ暗になるまで楽しいひとときを過ごせた。

 第一回目のライギョミーティングは参加者全員が雷魚をキャッチでき、とても楽しい二日間でしたが、開催時期や人数の関係もあり、足早で過ぎた感じがありました。次回からはバーバキューなども取り入れ、更に雷魚釣り師同士の親睦を深めていきたいと思います。
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# by ccacc99 | 2010-09-01 12:02 | 大口黒鱒・雷魚・鯰
2010年 08月 31日

第一回 カーティスクリーク雷魚釣りミーティングの報告

 先週末の土日、かねてから計画をしていた当店主催の「雷魚釣りミーティング」を開催した。 雷魚釣りミーティングといっても、「残暑厳しい真夏の2日間を、雷魚釣り愛好家が一緒に釣りをして親睦を図る」という趣旨なので、釣り大会などではない。
 ここ群馬県では雷魚釣り人口も雷魚釣り場もかなり少ないので、第一回目である今回の参加者はほんの数名。 まぁ、毎年続けていく予定の企画なので、初年度はこんなものかな。 基本的には、雷魚が大好きで、当店にちょくちょく遊びに来てくれている人ならだれでも参加OK。でも、当店のお客さんの中でも、雷魚が大好きという人は今のところほんの数名。かなりの少数派だ。

 初日の夜明けから、早速釣り開始。キャンピングカー班とエルグランド班の二班に分かれて別々の池を探る。店主を含むキャンピングカー班のフィールドは、ここのところたびたび訪れている池。この池は雷魚以外にも多種多用な生物が生息していて、釣れる釣れないはともかく店主のお気に入り。

 釣りを始めて数投目、早くも店主のネズミちゃんにアタックがある。朝から調子いい。同じコースへもう一度ルアーを通すと再度アタックがあるが乗らず。 移動しながらのランガン・スタイルへ釣りを切り替える。
 朝6時頃、ヒシ藻のカバーの先端にネズミちゃんが着水。しばらくポーズのあと、チョンとワンアクション加えたそのとき、「ズバッ」っという感じでルアーが消える。一呼吸置いてから思いっきりアワセるとすごいヘッドシェイクを始める。「これはデカい!」と慎重にファイトするが、問題は手前にある幅約30mの藻のジャングル。これを迂回して取り込むことは、まず不可能だ。 案の定、雷魚が藻の中へ入り、そこからは重労働。 息を切らしつつ、やっとのことで藻の塊ごと雷魚を岸辺に寄せる。 藻の塊の間から、今まで見たことが無いような大きな頭が見えた。 「90cmくらいはありますよ!」対岸で釣っていたWさんに声を掛ける。

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 感動で震える手を騙し騙し、雷魚にまとわり付いている藻の塊を除去する。  「・・・???」 確かに太い。以前に釣った80クラスのヤツより二周りほど太い。今まで見たことないくらいに頭もでかい。 しかし、長さがない。太さに比して長さがそれほどでもない。 試しにメジャーをあててみると80cmにも届かない。 どうやら超肥満(というより筋肉でビルドアップされているような感じだったが・・・)の雷魚だったようだ。

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 胴回りの太さが尾鰭のところまでずっと続いている感じだ。頭の後ろは全部ボディで尻尾部分が無いみたいな体形だった。人間で言えば胴長短足か(笑)? この体に通常の長さの尻尾部分をプラスすれば90クラスだったのに~! それでも、今まで僕が釣った雷魚のなかではカッコよさピカイチ! 素晴らしい魚体、素晴らしい出会いだった。

 その後、エルグランド班と合流して、釣り場の新規開拓をして回る。
 前から僕が目をつけていた場所へ行ってみる。しかし、釣人は皆無。岸際を小バスなどが泳いでいる。雷魚はいるのだろうか?
 日中の猛暑にやられギブアップ寸前、こんどはWさんのロッドが曲がる。

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 ほどよく日焼け(?)した65クラスの立派な雷魚。小魚を追い回していたところを、シルバーブレイド付きのフロッグで仕留めたらしい。さすがだ。

 その後もバラシなど多数あったが、エルグランド班のF君が一本追加して一日が終わる。 店主は朝の一本だけだったが、それで十分! とてもハッピーな一日だった。 
 温泉に入り、ステーキ屋さんで反省会(笑)のあと、二日目に備えて泥のように眠ったのは言うまでもありません。 この疲労感も雷魚釣りの魅力なのです。


 
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# by ccacc99 | 2010-08-31 12:11 | 大口黒鱒・雷魚・鯰
2010年 08月 30日

Kustom Bait's 'H'

 カスタムベイツ'H'より、更なる新作が入荷してきました。
 今回はちょっと多めに入ってきました。待望の「日本の固有種シリーズ」の第一弾となる「チャーリーキャンベル風ナチュラルヤマカガシ(幼体)カラー」も入荷。

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 詳細は http://www.c-creek.com/kbh.htm をご覧ください!

 P.S. 先週末の土日は、お店を休んで「第一回・カーティスクリーク雷魚釣りミーティング」を開催いたしました。 その報告は、次回に・・・。
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# by ccacc99 | 2010-08-30 17:38 | 入荷
2010年 08月 27日

雷魚釣り

 昨日の休日はまたしても雷魚釣り。
 ここ二週間ばかり魚の顔を見ていないので、今日こそは雷魚に遭いたいと朝から気合十分。 まだほの暗いうちからキャスティングを始める。
 始めて間もなく、ヘビーカバーの上を引いていたスナッグプルーフのネズミちゃんの周囲のヒシモが「モワモワ~」と動く。雷魚が追いたのだ。いつも思うが、この瞬間がドッキドキなのだ。 しばらくポーズしたあと、ネズミちゃんをチョンと動かすと、「バホッ!」という感じで雷魚がバイト。ここのところアワセが早めになっていると自覚していたので、いつもより1~2秒余分にグッと堪えてから大アワセ。

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 キャッチしたのは60クラスの元気な雷魚。 久々のお目見えに、もう嬉しくて嬉しくて・・・。
 早朝から雷魚と対面できて、今日はとても気分がよろしい。 この一尾で、やっと周囲を見渡せる余裕が出てきた。

 猛暑続きの今シーズンだが、今朝はとっても涼しい。風が心地よい。 近くを通りかかった散歩のおじさんと挨拶を交わすと、「昨日から朝夕は涼しくなってきたんだよ」とのこと。 今日はこのまま涼しい一日になりますように・・・との願いもむなしく、朝7時頃になると徐々に厳しい暑さになってきた。

 その後、釣り場を変えて別の池へ。
 しばらくすると、「雷魚釣り2回目・キャッチは未だゼロ」の友人Kのロッドが曲がっている。彼にとって生涯初の雷魚を見事にキャッチ!

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 写真を何枚か撮ってリリース。彼の嬉しそうな顔を見て、僕もなんだか嬉しくなる。
 そのすぐあとに、もう一人の同行者の友人Hも無事に雷魚をキャッチ。 朝のうちに参加者全員が雷魚をキャッチする・・・という、僕らにしてはスバラシイ快挙を成し遂げる。

 お昼近くに、更に別の池へ。
 この池はヒシモが立ってしまっていて、ヘビーカバーの部分が大半をしめている。 店主はスナッグプルーフ社の’フロッゴジラ’をキャスト。このルアーは、'Frogodzila' という名前の通り、その大きさから存在感は絶大。カバーが厚くなるほど雷魚の出は良いが、その大きさが影響するのか店主はフッキングには未だに至っていない。
 多分、フロッゴジラに変えて二投目だったと思う。あと5m巻けばピックアップ・・・というところでポーズを入れた。ルアーはそのまま、友人たちに気を取られ余所見をしていた。10秒くらい経っただろうか。いきなり「バフッ!」という音と共にラインが持っていかれ、ロッドに魚の重さが伝わる。我にかえり、ラインをちょっと送り込んでから思い切りアワセた。藻に潜られながらも強引に岸辺へズリ上げたのは、70クラスのとってもキレイで太った雷魚。フロッゴジラを口いっぱいに頬張っていた。 それにしても美しいね~。

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 その後、自動販売機のジュースまで当たりが出たりして、僕としては「ツキすぎ」の一日だった。もう今日は十分! ・・・でも、その後も暗くなるまでキャストを続けました。往生際が悪いのが僕らの持ち味だからね。
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# by ccacc99 | 2010-08-27 14:55 | 大口黒鱒・雷魚・鯰