人気ブログランキング | 話題のタグを見る

店主のマニアック日記

creeknikki.exblog.jp
ブログトップ
2010年 07月 31日

豪雨の切れ間に・・・

 昨夜は、お店を閉めてから一人で夜の林へ・・・といっても、怪しいことをしているわけではなく (でも、見ようによっては怪しいか・・・?!)、毎夏恒例のクワガタ・カブト虫捕獲へ行った。 今年の渋川周辺は、毎晩決まってゲリラ豪雨が発生し、僕の大好きな夜の虫捕りは中止を余儀なくされていた。 昨夜はたまたま雨が降らなかったので、「この期をのがしてはなるまい!」と閉店後に林へダッシュ!
 期待に胸を膨らませて真っ暗な林の中をウロウロするが、どの木を見ても虫っ気ゼロ。子供たちが夏休みに突入したばかりなので、もしかしたら、夕方あたりに親子連れなどに先行されたのかもしれない。でも、考えようによっては、これは良いこと。IT時代のこのご時世、虫捕りをして遊んでいる子供もいるのかと思うと、なんだか嬉しくなる。 そんなことを考えながら、懐中電灯で木のウロを照らすと、なにやら黒い生物が動いた。すかさず捕獲すると立派なサイズのコクワガタ。
豪雨の切れ間に・・・_b0193874_12263469.jpg

 僕の生家周辺では、このコクワガタのことを「ナタ」と呼んでいた。角の形が鉈に似ているからだと思われる。ちなみにノコギリクワガタの角の大きいヤツは「アラッパ(意味不明)」、角が短くストレートのヤツは「ノコ」とよばれていた。さらに、超ド級のサイズにまで育った赤いアラッパのことを「アカウシ」と呼ぶ友達もいた。 クワガタの地方名を調べてみると、ちょっと面白い。同じ種類のクワガタでも、町村単位はもちろん、丁目や学区などによって呼び方が違うことが多い。さきほどの「アラッパ」は僕の通っていた小学校の周辺でしか通じない言葉だ。
 昨夜の成果は、ナタが数匹のみの貧果に終わった。原因は先行者の可能性が大きいが、樹液を出している木が例年より少ないような気もした。樹液が出る要因はいくつかあるが、カミキリムシの存在は大きいと思う。
ミヤマカミキリやノコギリカミキリなどが「かじった」産卵用の穴から樹液が染み出すのだ。僕が観察したところでは、カミキリムシが多い林には、クワガタやカブトムシも多い・・・ということが判明している。
豪雨の切れ間に・・・_b0193874_1247380.jpg

 昨夜キャッチしたクワガタたちは、写真を撮ったあと全てリリースしてきました。子供たちの楽しみを大人が奪ってはいけないものね。次回は本命のヒラタクワガタに出会えたらいいなぁ~。

by ccacc99 | 2010-07-31 12:58 | 生物


<< コンサート      気分爽快! >>