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店主のマニアック日記

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2019年 04月 16日

AGLシステムについて。

今回は「初心者でも投げやすい」「ベテランでも楽しめる」とご好評をいただいているフライロッド、AGLシリーズについてのお話です。

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1.  AGLとは何を意味するのか?
AGLとは 'Advaned Guide Layout' の略で、直訳すると「前進的な(高度な)ガイドの配置」となります。 このAGLシステムはOutdoor Division ESTさんとカーティスクリークとで試行錯誤の末にたどり着いた「ある種のフライロッドブランクに対しての、キャスティングに於けるより最適なラインガイドの配置方法」です。

2. AGLの条件とは?
まず初めの注意点として、AGLシステムは全てのフライロッドブランクに採用できるものではなく、いくつかの条件を満たしたフライロッドブランクに適応するものです。条件を満たしたロッドブランクを精査・評価・あるいは改良を施し、最適なガイド位置やガイドの個数、グリップデザインなどを決定しています。

3. AGLとフライラインの関係
AGLシリーズのフライロッドは、企画・開発の段階から「このブランクには、このメーカーのこの番手のこのフライライン」というように、ロッドとフライラインのマッチングに重点を置いています。 なぜなら、フライラインはたとえ同じ番手であっても、シリーズやメーカーが違えば、表面のコーティングの種類やテーパーデザイン、重さ(先端から9m以上の部分)がまちまちだからです。シリーズやメーカーが変われば投げ心地や快適性が変わるのは当然のことで、フライフィッシングに於いては、ルアー釣りなどの他の釣りよりもライン選びがとても重要なキーなのです。 今までは、フライロッドとフライラインのマッチングさえ知らずに別々に購入するスタイルが普通でした。これでは、星の数ほどもあるフライラインの中から自分のロッドに合ったものを選ぶのは、労力的にも資金的にも大変な作業となってしまいます。とくに、始めたばかりのビギナーの方々や通販を利用される方々には大変難しい作業となってしまいます。
AGLシリーズでは、そのロッドにマッチングするフライラインを実名で公開しています。また、製作サイドの我々も随時いろいろなフライラインを試し、マッチングが良いラインは公開することにしています。
*上記の説明は情報公開したフライラインしかマッチしないということではありません。 例えば、遠投には向かないが、渓流釣りなどのような近距離を投げるには最適というラインもあったりします。まずは情報公開したフライラインをお試しいただけると、ロッドの性能をすぐに体感していただけると思います。

4. AGLの具体的な内容とは?
我々はAGLシリーズの企画・開発にあたり、今までのフライロッドの概念や構造を一度白紙に戻しました。具体的に言うと、ガイドやグリップも含めた「こうあるべき」という既存のフライロッドの製作方法を無視することから始めました。同時に、自分たちの頭の中も全く白紙の状態に戻してから開発に取り掛かり、「投げやすいとはどういうことか?」を追求した結果、いちばんはじめに下の画像のMD76Bが完成しました。 文字で書くより下の4枚の画像をご覧いただいたほうが早いと思いますが、ガイドの数や配置が「まったくフライロッドらしくない」と思う方も多いと思います。7フィート半のフライロッドでガイド数は5個となります。これは一般的なフライロッドのガイド数のおよそ半分の数でしかありません。


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このMD76Bはバスバギングロッド(ブラックバス用のフライロッド)としてバスバグテーパーライン(エアセル・バスライン#7/8)に合わせて開発しました。「フロートチューブやカヤックに乗り、岸に向かって獣毛やバルサ、コルクなどで出来ている空気抵抗の大きなバスバグ(バス用フライ)を快適に投げていくには、フォルスキャスト(前後に何度もロッドを振ってラインを出していく行為)をなるべく少なくしたい」というコンセプトの元、試行錯誤してこのデザインにたどり着きました。8フィートバージョンのMS80Bともども、バスバギングでよく使う7~15m前後のワンキャストのしやすさは十分ご満足いただけるロッドとなりました。
また、副産物として通常のウェイトフォワードラインやシューティングヘッドとの相性も良く遠投性能も良いので、湖や管釣りでのトラウトフィッシングも楽しいロッドだと思います。
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上画像:AGLシリーズとバスバグ




*MD76Bのワンキャストの動画


5. AGLシリーズの展開
ライムグリーンカラーのバスバギングロッド2種から開発が始まったAGLシリーズに、オレンジカラーのトラウト&パンフィッシュロッドのLM70TPも加わり、現在では3モデルで展開しています。どれも「投げやすさ」をコンセプトに開発したものです。

このLM70TPは、ほかの二種よりもライトなアクションなので、管釣りや渓流のトラウト、そしてブルーギルや小型のブラックバスなどの引きを十分に楽しんでもらえます。 事実、管釣りや渓流用に購入される方が非常に多いロッドです。 ビギナーの方でも、渓流で多用する3~7mの距離、管釣りのマーカー(浮き)釣りでの5~15m前後の距離もすぐに習得できると思います。 また、本格的なフライキャスティングを覚えれば、27ヤード前後のフルラインキャスティングも楽しんでいただけます。
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上画像:LM70TPと渓流のヤマメ





*LM70TPの渓流での実釣とキャスティングの動画



6. AGLオーダーラインシリーズ
よりマニアックにAGLシリーズを楽しんでいただけるよう、完全受注生産の「オーダーラインシリーズ」を企画しています。
ブランクは6フィート半 #4、7フィート #4、7フィート#5、7フィート半 #6、8フィート#7の5モデル。ブランクカラーはブラウン、バーガンディー、カーキ、ホワイトの4カラーから選べます。 ガイドはスネークガイドを用いフライロッドらしく数も増やしています(*カリカリのチューニングが良い方には、より抜けの良いワンフットシングルガイドのガイド数最少バージョンも承ります)。 まるで車やバイクのチューニングやカスタマイズのように、リールシートやグリップのデザインそのほかのコスメもお客さんと相談して決めていくスタイルです。
詳細は近いうちにお伝え出来ると思いますので、今しばらくおまちください。

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上画像:オーダーラインのサンプルロッド(フェンウィックデザインとフィリプソンデザイン)


AGLシリーズは当店のホームページにて掲載しております。お問合せやご注文はこちらからお願いいたします。
http://www.c-creek.jp/itemlist65.html


AGLシリーズ取り扱い店舗

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〒564-0002
大阪府吹田市岸辺中1-1-6
tel 06-6385-0819
azmc.jp/

Outdoor Division EST
〒344-0064
埼玉県春日部市南3-18-24
tel 080-3414-6362
https://outdoor-est.jimdo.com/

Curtis Creek(カーティスクリーク)
〒371-0116
群馬県前橋市富士見町原之郷951-1
tel 027-289-2307
http://www.c-creek.jp/

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by ccacc99 | 2019-04-16 13:46 | タックル


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