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店主のマニアック日記

creeknikki.exblog.jp
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2023年 10月 19日

フルーガーメダリスト用フォワードフット

100年以上の歴史を持つ名作、フルーガーメダリスト。
初期の一部のものを除いては値段も手ごろで流通されているのはみなさんご存じの通り。

そんなメダリスト用のドレスアップパーツを製作しました。
名付けて「フォワードフット」。

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リール本体を前方へ持ってくることにより、見た目の変化はもとよりグリップを握ったときの重心のバランス変化も楽しめます。


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     ↑ 向かって右がノーマル、左がフォワードフットを装着したメダリスト。


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      ↑ ロッドへ装着した画像。レトロモダンな雰囲気。


メダリストにはノーマルスプールモデルとワイドスプールモデルがあります。ワイドスプールモデルのモデル名の刻印のいちばん最後は1/2となっております(例:MEDALIST1495 1/2など)。したがって、フォワードフットも2種のサイズをご用意しております。ご注文の際には取り付け予定のリールのモデル名を必ずお知らせください。

価格は¥9,350(税込み) レターパックライトは¥370です。
店主的にはかなりイケてると思うのですが、なにせニッチな市場のため、今回は受注生産という形をとらせていただきます。 受付終了は10月末日です。 これ以後の製作は未定ですので、この機会にぜひご検討ください。

ご注文・お問い合わせはメール(curtiscreek99@gmail.com)お電話(027-289-2307)またはメッセンジャーにて承ります。何卒よろしくお願い申し上げます。



# by ccacc99 | 2023-10-19 15:38 | 西洋式毛鉤釣
2023年 10月 16日

空蝉55S

渓流釣りは禁漁となったこのタイミングですが、渓流用ハンドメイドミノーが完成しました(笑)。 店主が製作する空蝉(うつせみ)の5.5センチ / シンキングです。
ベースカラーは絵の具の筆塗り。そのあとに筆やペンで顔や模様を描いていくハンドペイント。老眼に鞭打って作業しています(笑)。一個一個に店主の念がこもってますので❤、もしも夜中にタックルボックスの中でカタカタ動いても当店では一切関知したしません(爆)。

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      ↑ ピンクフロッグ(新色)


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      ↑ ブラウントラウト


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      ↑ レインボートラウト


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      ↑ グリーンフロッグ


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      ↑ レッドアロワナ(数倍手のかかるカラーなので別価格)


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      ↑ イエローバス


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詳細はカーティスクリークのホームページにて。

ご注文お待ちしております!


# by ccacc99 | 2023-10-16 18:02 | 鱒・鮭
2023年 10月 02日

フライキャスティング研究会

渓流シーズンもほぼ終わりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

管理釣り場などを除いては、トラウトフィッシングはオフシーズンとなっていくこの季節、自分のスキルアップをたくらむには絶好のシーズン突入です。そこで今回はフライフィッシングについてのお話を少し・・・。

オフシーズン、とくに寒くなってからは皆さんも釣りに行く回数も減る傾向にあると思います。そんな時はフライタイイング(毛鉤製作)やフライキャスティング(投げ方)を勉強するには持ってこいの時期となります。これからフライフィッシング始めたいという方にも良いシーズンですので、是非とも関連記事をご覧ください→ 秋から始めるフライフィッシング : 店主のマニアック日記 (exblog.jp)


さて本題に入りますが、今回はフライキャスティングのスキルアップについてお話していきたいと思います。
フライフィッシングをする人は誰でもキャスティングをすると思います。つまり、好き嫌いや上手い下手は別として、フライキャスティングはフライフィッシングをする上で全員が避けて通れない課題とも言えます。 

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さて、ここから先はちょっとマニアックな話になりますので、興味のない方は飛ばしてください(笑)。

フライフィッシングを続ける以上、どうせ釣りの時はキャスティングをしなければならないのだから、そのスキルアップ自体も欲張りに楽しもう・・・というのが店主の考え方です。昔は「キャスティング練習なんて大嫌い」だった店主が、なぜキャスティングが面白いと思うようになったのか? そのへんの話は関連記事 キャステイング健康法!? : 店主のマニアック日記 (exblog.jp) も読んでいただくとして、日課として健康法として取り組むようになってから早や数年、ようやく理想のキャスティングの糸口が見えてきました。

その理想のキャスティングとは、一言で言えば「トラブルが少なくしかもカッコいい(カッコいいってとても大事!)。そしてバンブーなどのローテクのオールドロッドでも、年齢を重ねても再現可能なキャスティング」←かなり欲張り(笑)。 欲張りではあるけれど、トーナメントに出たいとか優勝したいとか、店主にはそこらへんの興味は全く無く、ただただ自分が実釣で使いやすくフィールドで活躍するキャスティングを目指しています。

では店主の思うキャスティング中のトラブルとは・・・一言でいうと、「キャスティング中にフライラインが縺れたり絡まったり、ロッドや体に当たったり、前後の地面や水面を叩いたり後ろの草を釣ったり・・・」ということ。みなさんもこの中のいくつかは体験したことがあると思います。店主もみなさんと全く同じでいろいろヤラカシてました(笑)。とくにフルラインを投げるようなロングキャストの場合、やり投げのように前方の斜め上空へ向けてシュートしていました。でもこの方法だとラインは飛ぶのですが、シュート前のバックのループが下がってしまい、ときたま背丈の低い後方の草にフライが引っかかったり、場合によってはラインやリーダーが後方の地面を叩いてしまったりしていました。これらのトラブルを改善するために長い間いろいろと考えましたが、結局は「より高い位置で前後のループが展開するキャスティング」が必要という結論に至りました。シャルル・リッツのいうところのハイラインなのでしょうかねぇ。じゃあ、どうすればそんなループになるの⁇ ・・・ということで、「一人フライキャスティング研究会」が発足しました。
その数年間の紆余曲折は膨大過ぎてここでは書ききれませんが、一人きりの研究会なのに毎日が楽しいの連続でした(今でも❤)。

↓とりあえず、現状の店主のキャスティングの動画をYoutubeにアップしてみました。





↑ 前後のループが地面と平行近くを保って展開してると思います。基本的には前後のループが自分の背丈より落ちてこないので、通常のフルラインキャストくらいでは地面の草を釣ることはなくなりました。また、このキャスティングには筋力をあまり使っておらず、60歳、70歳になってもイケるような気がしてます!


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↑ この動画で使用したロッドは40年前の古いオービス。オールドタックル好きの店主としては外せないアイテム!


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↑ 次回は往年のバンブーロッドたちでこのキャストを試してみたいと思います!



・・・なんてことを考えながらのフライキャスティング研究会(会・・・なのか?)、これからのオフシーズンはさらにヒートアップしそうです! みなさんも研究の成果を店主に教えて下さいね!


↓ 初心者向け・中級者向けワークショップもやっています。



# by ccacc99 | 2023-10-02 15:36 | 西洋式毛鉤釣
2023年 09月 22日

カーティスクリークオリジナルTシャツ、受注開始しました。

こんにちは。
もうすでに初秋のこの時期ですが、かねてから考えていたカーティスクリークオリジナルのTシャツをリリースする運びとなりました。

カーティスクリークオリジナルTシャツ、受注開始しました。_b0193874_14062451.jpg
初回生産分はライムグリーンとイエローの2色。
胸元に紺色で、マスコットのアンクル・カーティス(関連記事 / アンクル・カーティス : 店主のマニアック日記 (exblog.jp) )と当店のロゴをあしらいました。
尚、次回生産分からは生地のカラーが変わる予定です。

カーティスクリークオリジナルTシャツ、受注開始しました。_b0193874_13485991.jpg

生地は5.6オンスのヘビーウェイト。
サイズ・・・S、M、L、XLは¥3,300(税込み)、XXLとXXXLは¥3,630(税込み)です。
1枚でしたらレターパックライト(¥370)で発送いたします。2枚以上でしたら佐川急便(¥580より)にて発送いたします。

釣りやバイク、アウトドア等、この秋のレジャーのお供にいかがでしょうか?
ご注文の締め切りは9月末日、商品のデリバリーは10月中旬を予定しております。

お問い合わせ・ご注文はメール(curtiscreek99@gmail.com)またはお電話(027-289-2307)までお願いいたします。

ご検討何卒よろしくお願い申し上げます!




# by ccacc99 | 2023-09-22 14:51 | マニアック
2023年 09月 14日

日淡清流釣り

もう9月も半ばなのに異常な暑さが続く今年の夏ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

群馬県では7月中からの連日30℃超え(ときには40℃近く)の気温に、バスポンドはもちろん、渓流まで干上がりそうな勢いで、当然水温も高く、バスもトラウトもマトモな釣りがなかなか出来ない状況が続いています。
そんな今夏ですが、店主は清流釣りにいそしんでいました。狙いは日本在来の淡水魚(その筋では日淡というらしい)。ニゴイやハス、オイカワなどルアーやフライで狙えるターゲットが相手となります。名付けて日淡清流釣り。 
何故清流なのかというと、これだけ暑い毎日、いくら水辺と言っても池や沼だと熱中症の危険度が大幅にあがりますが、春にはヤマメやニジマスも下りてくるような清流域が舞台なら川風で体温もクールダウン。さらに、スパッツとシューズだけのウェットウェーディングスタイルだと下半身が水の中なので非常に快適。釣り場も空いているところが多くロケーションも良い(ここ、かなり大事!)。


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↑ 清流の釣り場。美しさに加え清涼感もあり最高にいい気分。


こんな美しい環境で、しかも半身水に浸かっていると、子供の頃の小川での水遊びを思い出し、ちょっとセンチメンタルな気分になったります(笑)。
そして、そんな美しい川にはとても美しい在来淡水魚たちが棲んでいます。その双璧をなすのが関東ではオイカワとニゴイでしょう。

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↑ 婚姻色に染まった♂のオイカワ。ハス狙いのマイクロストーリーマーで。


オイカワは最近ではフライフィッシングの対象魚として人気急上昇。この魚にハマっているアングラーも多いのではないでしょうか。店主もフライフィッシングを始めた中学生のころ、近所の利根川でオイカワを相手にミッジフィッシングの練習をよくしたものです。 とくに真夏の婚姻色に染まった♂はちょっとイカつくなり、引きも心地いいですね。



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↑ 清流の弾丸・ニゴイ。真面目に狙うとかなり面白い魚。店主的にはルアーフィッシングが面白い。そして、真夏のニゴイは美しい。


日淡のもう一方の代表的な魚がニゴイ。バス釣りやトラウト釣りのゲストとして軽く扱われることも多いこの魚ですが、まじめに狙ってみると大胆さと繊細さをかね備えていて難しさもあり、大型になると引きも強くて素晴らしいゲームフィッシュです。 姿かたちが似ているのでよくジャパニーズボーンフィッシュなんて呼ばれたりしますが、サイトで狙えるところだとか、シャローにクルージングしてくるところだとか、ロケットダッシュの引きの良さだとか、とても共通点が多いのでは・・・なんて思います。まるで陸封型ボーンフィッシュですね(笑)。
派手さはありませんが、その美しいシャンパンゴールドの体色や大きくてカッコいい形の各鰭などチャームポイントもいっぱいで、もっと評価されても良い日淡ゲームフィッシュだと思います。 ちなみに、画像のニゴイは50センチクラス。シャローの小魚のスクール目当てにクルージングしてきたのを見つけ、忍者のようにストーキング。進行方向にABUトビーをピッチングでキャストし、ボトムシェイクで食わせました。バスフィッシングとトラウトフィッシングの両方のスキルが試される魚かもしれませんね。



そして最後はハス。関東では国内移入種となりますので生息場所が限られ地域限定感は否めませんが、店主的にはそのゲーム性と美しさでかなりお気に入りの日淡ゲームフィッシュです。ルアーでもフライでも楽しめますが、その食性と習性からどちらの釣りも独特の趣があります。

まずフライフィッシングの場合。
店主が行ってた釣り場の場合、魚のサイズ的には20~25センチ前後がメインですので、ヤマメやイワナ用の3番から4番ラインくらいの標準的な渓流魚タックルを使うのですが、ドライフライを使うとオイカワが釣れてしまう確率が高くなるので、10~12番フックに巻いた小型のストリーマーを使います。ウェイト入りのストリーマーを使い、なおかつ川幅も広く時にはロングキャストも要求され、さらには多くの場合川風があるので、ライトラインタックルでのキャスティングスキルが要求されます。


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↑ フライフィッシングでの一尻。このクラスになるとライトラインタックルを引き絞ます。

群れで行動する傾向にある夏場のハスは、群れの進行方向へストリーマーをキャストすると数匹で取り合いになり、水柱を上げて食いついてきます。まるでいつか動画で観た、南米の渓流域でのドラドのフライフィッシングを彷彿とさせます。


一方のルアーフィッシングですが、店主の場合は渓流用ベイトフィネスタックルを使用します。しかし、ルアーは小型のペンシルベイトやスイッシャーなどトップウォータープラグがメインとなります。もちろん、渓流用ミノープラグでも釣れますが、店主的には「流れの中でのトップウォーターフィッシング」がお気に入り。水深数センチのシャローで背鰭を立ててトップウォータープラグを追尾してきたり、荒瀬の中から突き上げてきたりと、視覚的に楽しめるこの釣りは最高にエキサイティング!


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↑ 自作のハス用ペンシル(バルサ地のままのテストサンプル)にて。ロッドは当店オリジナルのベイトフィネス用グラスロッド「トラウトバム」。渓流用トラウトタックルの好敵手。

動きの速いハスたちの先手をどうとらえるか、激しい流れの中でトップウォータープラグをどう演出するか・・・そういう課題をひとつづつひも解いていくのがハストップの醍醐味だと思います。 


多彩に楽しめて、釣りのほうも最高に楽しいハスですが、もうひとつの魅力は何といってもその魚体の美しさ。


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↑ プラチナシルバーの魚体がまばゆい♀のハス。輝きといいナイフのように尖った胸鰭といい、まるで小型のターポンみたいです。



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↑ 婚姻色の♂。精悍な顔つきに追星。♀より分厚い体幅。成熟した♂は引きも素晴らしい。 ♀がターポンなら、オスはインドの猛魚マシールかな(笑)。本場の琵琶湖へ遠征したくなります。



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↑ 美しい清流で過ごした一日もあっという間。気が付くと夕日も山の端の後ろに。


殺人的に暑い夏。きっと今後も続くかと思われますが、酷暑の夏の過ごし方としての日淡清流釣り、皆さんもいかがでしょうか?


ベイトフィネスロッド・トラウトバムのサイト


# by ccacc99 | 2023-09-14 15:07 | 釣り