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店主のマニアック日記

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2011年 03月 25日

汚名返上!

 3月1日に解禁してから、まるまる一日釣りができたのは昨日がはじめて。 
 午前中に用事をすませ、お昼前にポイントへ到着。 岸辺に座って川を観察するが、ライズは皆無。でも、コカゲロウのニンフらしきものが時折流れてくるので、腰をすえてこのポイントで待つことに。 しばらくすると、コカゲロウのダンの流下が始まる。・・・そんな光景をぼんやり見ていたら、手前の石裏の反転流でライズが始まる。 フライを投げたい気持ちを抑え、しばらくライズを観察すると、ダン(亜成虫)には反応していないようだ。それでは・・・ということで、試しに#18のフローティングニンフをキャストするとスグにヒット! 結構強い引きとジャンプで、相手がニジマスだと分る。 手こずりながらも、ランディングすると・・・
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 40あるかないか・・・尾鰭などから察するに、TDG(冬季釣り場脱出組)の一尾だろう。 超美形ではないが十分に楽しませてくれたので、感謝しながら丁寧にリリース。

 でも、さらにエキサイティングなことが・・・。 先ほどのニジマスとやり取りをしている間に、オオクママダラカゲロウのダンがちらほら流れ出し、それに呼応するように先ほどから大型の鱒がヘッド&テールでライズを始めていた。 距離は約20m弱。再度ライズを観察すると、やはりオオクマのダンは喰われていない。 #12のフローティングニンフに替えてキャストするが、風に邪魔されてライズの筋になかなか入らない。 また、筋に入っても、手前の反転流にラインが喰われてすぐにドラグが掛かる。 「キ~~~ッ!」となりそうな気持を抑えて、風が弱まるのを待ってキャスト。 上手く筋に入ったと思ったら、大きな頭がヘッド&テールでフライを咥える。 アワセると同時にバッキング近くまでラインを引き出される。 数分後、やっとキャッチしたのは・・・
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 肌ツヤの良い50クラス。 愛竿フレッド・トーマスと。

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 いい顔してました~。LRHと同じくらいの体高。 これで「釣れない店主」の汚名返上です! まぁ、運が良かっただけですけど・・・。

 実は、このニジマスと格闘している間、目の前では凄いハッチ&ライズが繰り広げられていました。 再び釣りに復帰する頃には全てが終わっていましたが・・・。 今度は、アイツらをやっつけないといけません。なんて言っても、やっつけられることの方が多いですけど・・・ね!

速報 : 前回の記事はカーディナルのお話でしたが、そのカーディナルのオーナーのY君から先ほど「カーディナル4とダーデブルで45cmのニジマスをキャッチしました!」と連絡が入りました。 おめでとう、Y君! それにしても、近年、ニジマスのキャッチ率が高いですね。 いまのところ、ヤマメは阪東橋周辺が良いようです。

*このブログでは詳細なポイント等は明かしておりません。 ポイントを自分の想像力・行動力で見つけたほうが、魚をキャッチしたときに数十倍の感動が味わえます。でも、当店にいらっしゃったお客様には、ヒントくらいはお教えしちゃいます(笑)!


 

by ccacc99 | 2011-03-25 14:14 | 今日の利根川
2011年 02月 19日

Kuramochi Fly Rods

 渓流解禁にともなう本格的な釣りシーズンも間近・・・ということで、今日は当店で扱っているクラモチロッド(The Kuramochi rod co.)のフライロッドたちをご紹介いたします。
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 上から、グラファイトロッドのエイティー・オー(Eighty-O)、バンブー製スウェルドバットシリーズ、そしてバンブー製ストレートバットシリーズ。
 
 グラファイトモデルのエイティー・オーは8フィート #2-3-4 2ピースのセミパラボリック。ブランクのバットセクションにローモデュラスのカーボンを採用することで振り始めからバットが曲がりはじめ、さらにトルクのあるループを作り出すことができます。  グラファイトモデルには、8フィート9インチ #3-4 3ピースモデルのハイループ(High Loop)もあります。こちらはプログレッシブなアクション設定で、本流域でのマッチ・ザ・ハッチやウェットの釣りなどに最適なモデルです。

 画像中央のスウェルドバットのバンブーロッドは、作者の倉持氏の自信作であるフェアリーワンド(Fairy Wand)と呼ばれるモデル。6フィート8インチ #3/4 2ピース。キャスタビリティーも、魚を掛けてからのやり取りの繊細さも正に「天使の杖」という名前にぴったり。当店での人気ナンバーワンモデルです。

 ストレートバットシリーズは、ややパラボリックなアクション設定。いわゆる「胴調子」ですが、ベナベナの柔らかい竿ではなく、張りのあるクィックなアクションに仕上がっています。きっちりとバットを曲げてキャスティングを楽しみたい方に最適です。

 バンブーロッドには、このほかにもホロービルドシリーズがあります。ブランクに中空加工を施すことによって、軽量化と同時に反発力も備えます。現代的なプログレッシブ・アクションに仕上がっています。


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 バット部のインスクリプション。 流れるような美しいデザイン。


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 ストリッピングガイドはカーボロイタイプが標準装備されますが、オプション設定としてオーナーの好みのガイドが選択できます。 ちなみに、画像上のグラファイトロッドには昔のパーフェクション製セラミックガイドが、そのほかのバンブーロッドにはデッドストックのアラン社製メノウガイドが装着されています。


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 リールシート部。こちらもオーナーの好みで製作されます。ウッドフィラーの素材はもちろんですが、金具の素材(アルミ製かニッケルシルバー製か)やデザイン(キャップ&リングかスクリューロックか)などが選択可能です。


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 クラモチロッドの詳しい内容は 当店のホームページ をご覧下さい。 尚、当店ではクラモチロッド・フライロッドカタログを製作いたしました。カタログをご希望の方は「クラモチロッド・フライロッドカタログ希望」とご住所(発送先)お書き添えの上、送料(切手120円分)を当店までお送り下さい(送り先 377-0008 群馬県渋川市渋川1382-1 カーティスクリーク宛)。

 尚、当店では実際にラインを通してキャスティングしていただけるクラモチロッドの「デモロッド」を用意しております。お近くにお住まいの方は是非ご来店ください。

by ccacc99 | 2011-02-19 16:03 | 西洋式毛鉤釣
2011年 01月 07日

来たるべきシーズンに向けて・・・

 群馬県の渓流解禁まで、あと2ヶ月を切りました。 昔は、3月1日の群馬県の渓流解禁日が待ちきれなくて、2月中旬から解禁している長野県の渓流へよく行っていましたが、ここ2年ほどはご無沙汰してました。 しばらくぶりに、今年はちょっと行ってみようと思っているので、店主にとっての解禁は、事実上あと一ヶ月半ということになります。

 みなさんは解禁に向けての準備は済みましたか? 店主も、タックルの手入れなどをぼちぼち始めています。 今日は、シーズン中いちばん出番の多いフライロッドのご紹介。

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 NCA C.C.Quattro 8ft6in #4 4pc。 当店とNCA(ノースカントリーアングラー)のコラボレーションにて生まれた中~大河川用ライトライン・ロッド。 NCAのMakoさんも店主も、昔のトーマス&トーマス(T&T)の大ファン。 かつてトーマス・ドロシーとトーマス・マックスウェルが作り出した、あのデザインセンスは素晴らしいですね。T&Tの影響がそこかしこに見られるデザインです。


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 4ピースという手軽さから、シーズン中はいつも車の中に入っていて、お店への通勤途中などに「利根川で、ちょっとひと釣り・・・」という感じで使っています。


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 「出番が多い = 良い魚をいちばん掛けている」 という方程式は必然。ここ数年、どのロッドよりも良い魚を捕っていますが、いちばん悔しい思いをしているのもこのロッド。つまり思い出深いロッドなのです。 


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 スプールのリムが曲がったお気に入りのCFOⅢリールを装着した図。もうひとつのリールは、こちらもお気に入りのL.R.H.ライトウェイト。シンプルなデザインのリールが似合います。

 フライフィッシングはアートだ・・・という言葉をよく耳にしますが、釣れる釣れないではなく、フライフィッシングをとりまく周辺のモノや出来事まで楽しめたら最高ですね。それには、アーティスティックなタックルも必要だと思います。 
 このQuattro、来シーズンもきっとよい思い出を残してくれるでしょう。 

 *NCA C.C.Quattroの詳細は、当店のHP上でご覧になれます。

by ccacc99 | 2011-01-07 18:45 | 西洋式毛鉤釣
2011年 01月 03日

明けましておめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
 お店は本日3日より営業を開始いたしました。 お暇がございましたら、是非遊びにいらしてください。

 さて・・・。 昨年末より何故かエドワーズの四角ロッド(Edwards Quadrate)の記事が多いですが、店主はこういう異形なタックルに惹かれるところがあります。
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 お正月休みの間も、ずっとエドワーズに関する本や記事を読み続けていました。今、エドワーズがちょっとしたマイ・ブームなのです。

 本年度の「店主のマニアック日記」は、こうしたヘンテコリンなタックルの紹介や実釣レポートなども盛り込んでいきたいと思っております。  本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

by ccacc99 | 2011-01-03 13:51 | マニアック
2010年 12月 25日

Edwards Quadrate

 バンブーロッドというと断面が六角というのが普通だが、100年近くも前から様々な形状のロッドが試されていた。バンブーロッドについての古い文献には八角や十二角なんていうロッドも紹介されている。 しかし、様々な紆余曲折の末、現代のほとんどのバンブーロッドが6角の構造をとっている。

 歴史的なバンブーロッドメーカーであるレナード(H.L.Leonard)社創立当時の優秀な職人だったユーティス・エドワーズ(E.W.Edwards)は、独立後、自分の名のもとにロッドメイキングを開始する。 その後、ビル(Bill Edwards)とジーン(Gene Edwards)の二人の息子たちも家業を手伝うようになる。 父親のユーティスが他界すると、二人の息子たちはそれぞれのデザインでロッドメイキングを開始。 六角(六面)ロッドを製作するジーンに対し、ビルは四角(四面)ロッドの製作に没頭してゆく。

 そんなビルの作品がこちら。 Edwards Quadrate #50。 8フィートの3ピース。
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 私感では#5か#6のラインが適合すると思う。 結構張りのあるややスティッフなアクションは、利根川や北海道の中・大河川などで使うと真価を発揮する。正に「トラウトロッド」という感じだ。


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 バット部に記されたサイン。 崩れているようで味のある書体がカッコイイ。 ちなみにジーンの文字はもっと几帳面な印象を受ける。


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 四角いブランクに合わせて、円形から四角形へ変形していくフェルール。非常に凝った作りだ。


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 ブランクばかりでなく、ベークライト製のチェックやコルクグリップの先端までが四角形。ビルの拘りだろうけど、こういうところに店主はシビレちゃうんだな~。 それとこのグリップ、意外と握りやすい。

 このロッドは数年前、NCAのMakoさんにレストアしていただきました。Makoさんは、エドワーズの工房で働いていた伝説の職人サム・カールソン(C.W.Carlson)と、彼の生前に四角ロッドについて議論を交わしています。 そして現在、Makoさん自身も四角バンブーロッドを製作しています(http://www.c-creek.com/nca.htms 参照)。

 四角ロッドは、よく六角ロッドとアクションについての比較や議論がされていますが、店主にとってはそんなことより、一目で四角と分るブランクだったり、ちょっと野暮ったいあのデザインのほうが重要です。とても個性的でカッコイイと思います。 だってアクションなんて、そのロッドをずっと使っていればいずれは慣れちゃうものですから(笑)。

by ccacc99 | 2010-12-25 18:30 | 古典的釣道具
2010年 12月 22日

ヒゲナガの釣り

 数年前の5月のある日。 朝から利根川で釣りをしていたのだが、まるで魚っ気がないまま時が過ぎていた。 夕方になって小さなカゲロウのハッチがあり、それにともない良い魚のライズがあったが、空振りやバラシでことごとく外してしまった。 薄暗くなり、カゲロウのハッチが止まると同時にライズも終わる。 「今日はこれまでか・・・」と、ティペットからフライを外し、ラインをリールに巻き込んで、真っ暗になった川原を下流に向かって歩き出した。

 すこし下流へ下ったとき、そのエリアだけヒゲナガカワトビケラの成虫がいっぱい飛んでいることに気が付いた。 その途端、「ガボッ!」という音が川面から聞こえ、思わず足を止めた。 真っ暗な水面に目を凝らすと、何匹もの大きな魚がヘッド&テールで盛大なライズを繰り返している。 流芯近くの水面が、尖ったように盛り上がった。かなりのサイズのニジマスの鼻先だろうか? 僕の足元で水しぶきを上げている魚は、軽く尺を越している。 ざっと見積もっても、ライズを繰り返している鱒の数は10匹以上。  「・・・ヒゲナガを食ってる!」 急いでリールからフライラインを引き出し、再度ガイドにラインを通す。サーモンフックに巻いた大き目のウェットをフライボックスから取り出す。 魚のサイズからして、6Xのティペット部は使い物にならない。 指で太さを確認しながら、3Xくらいの太さになったところでリーダーを噛み切った。 ところが、ここからがイケナイ。ライトの電池が切れていたのだ。 サーモンフライのアイは大きいはずなのに、真っ暗な川原ではなかなかリーダーを通せない。おまけに興奮で指先が震えている。 10分、20分と時間だけが過ぎていく。焦る一方だが、水面はますます騒がしくなっている。
「あ~~~、神様!」

 そんな時、神の使いが現れた。 下流で釣っていたT君のライトがこちらに向かってくる。 「オ~~~イ!」なんども叫ぶと、そのうち気が付いたようで、小走りになった。 
 「どうしたんですか?」とT君。 「これ、見て!」と真っ暗な水面を指差す。 「なんですか、これは・・・!」T君も一気に興奮マックス状態。
 「とりあえず、ライト貸して!」とT君のライトをひったくる。ライトを貸してくれたので、第一投目の優先権はT君に譲る。 「オレがフライ結んでるあいだに、手前のヤツ狙ってみて!」と告げる。 T君はエルクヘアカディスみたいなフライを足元のライズに流し込む。ライズ付近にフライが流れた頃を見計らってフラッタリング。 「・・・キタ~~!」一投目だった。結構良い型みたいで、手こずっている。 やっと浅瀬に寄せてみると、尺を越した超美系ニジマス。とても羨ましい。 でも、足元にはもう一匹いるようで、相変わらず水しぶきが上がる。 「じゃあ、遠慮なく!」と、T君が魚の写真を撮ったりしている間にキャスト。サーモンフックに巻いたウェットが流れ出した・・・と思った途端、いきなりロッドがひったくられる。やはり一投目。 かなり強い引きで、何度か流芯に走られそうになるが、3Xのリーダーにモノを言わせてガンガン寄せる。

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 「ヤッタ~!」 尺を越すヤマメのランディングに成功。 「いい魚じゃないですか!」と、T君。

 不思議なことに、この魚をランディングした途端、ヒゲナガの乱舞が収束し、ライズも一切無くなった。 仲良く一匹ずつランディングしたところでお開き。
 
 釣れたヤマメも良かったが、流芯で鼻先を出していたヤツの映像が、今でもハッキリと脳裏に焼きついています。 きっと50cmを軽く越すようなニジマスだったでしょう。 でも、あれ以来、あんなに凄いヒゲナガのハッチ&ライズには遭遇していません。 来シーズンこそは・・・!

by ccacc99 | 2010-12-22 20:47 | 西洋式毛鉤釣
2010年 12月 14日

Wet Fly

 フライフィッシングって釣りは様々な側面を持っていて、何年やっていても飽きませんね。 釣り方ひとつとっても、マッチング・ザ・ハッチのドライと、渓流の叩き上がりのドライでは、同じドライフライでも釣りの趣や面白さが微妙に違っていて、甲乙つけがたいものですね。 そして水面下の釣りとなると三次元の釣りになるので、推理する部分が多く、さらに複雑な要素が加わります。まぁ、今流行りの3Dですね(画像が飛び出しては来ないけど・・・)。 妄想癖のある店主などは、ドライフライフィッシングとはまた違ったドキドキ感が味わえてウェットフライの釣りも好きなのであります。

 ・・・そんな事を思いながら、今日タイイングした一本がコレ。
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 店主の思いつくままフックにマテリアルを取り付けていったら、こんなフライに仕上がりました。
 店主、ピーコック好きなんです。 あのキラキラしてるけどちょっとシブ味のある輝きから、どうしてもカナブンやタマムシなどの甲虫を連想してしまい、虫好きの店主は知らず知らずのうちにフライに使用していることが多いんです。

 そこでつけた名前が "Lamprima" 。 キンイロクワガタ(フライの背景)の学名からいただきました。
 ウェットフライのタイイングって、こういう自由な発想が出来るところがいいですね!

 

by ccacc99 | 2010-12-14 19:56 | 西洋式毛鉤釣
2010年 12月 04日

今日のキャスティング

 昨日の季節外れの大雨の影響か、今朝はかなりの強風に見舞われた。 「こんな日にキャスティング練習なんかするヤツはどうかしてるね・・・」なんて思いながらひとりで練習を始めるとスグに、友人の凡人氏が現れた。 「やっぱりバカは、この二人だけだね~」なんて話しながら二人してキャストを開始するが、フライラインが風にあおられて、まともなループを作るのも困難。 結局、犬の散歩のオジサンとの立ち話の時間のほうが長かったような・・・(笑)。
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 上の画像は今日の相棒たち。 こないだも言ったが、全部の竿の名前が分る人は相当の変態! 
 いちばん下の、リールが付いていないフライロッドだけ、以下にご紹介~。


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 店主的に、最近のキャスティングのお供はこのロッド、North Country Angler (以下NCA) のK-glass 8656。 8フィート6インチの#5/#6という設定。 #2とか#3みたいなライトラインのグラスロッドってよく見かけるが、ミドルウェイトライン用のグラスロッドって最近レアな存在かもしれない。 固定式のエクステンションバットも装備されている。 ちなみにジョイントは、昔のウィンストンのグラスロッドのような「白ペグ」仕様。


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 バット部に描かれたNCAのアングラーマークが、作者・Makoさんの情熱を伝えてきます。

 キャストしてみると分るが、とても素直なアクションのロッドでしかもトルクフル。ラインの長さに応じてベンディングのピークがだんだんとバット側に下りてくる感じ。フォルスキャストがしやすい。
 最近、#7とか#8のロッドばかり振っていたせいか、シュートのとき力みすぎるようだ。 力が入りすぎて早いスウィングになるとループが乱れだした。 それでは・・・と、シュートを意識せず軽くラインを放すと、今度はウソのようにラインが出て行く。 キャスティングは力じゃないってことを再確認しました。 何事も、加減が大切ってことですね!

 キャスティングも楽しいK-glassだが、よく曲がりトルクフル・・・というグラスロッドの特性上、実際に魚を掛けてからが本領を発揮すること間違いなし! 店主はグラスロッド、好きなんです!

 K-glassをはじめとするNCAロッドの詳細は、当店のホームページ http://www.c-creek.com/nca.htm をご覧下さい。

by ccacc99 | 2010-12-04 14:58 | マニアック
2010年 11月 28日

技術革新

 ほぼ毎日キャスティングの朝練を開始して2週間あまり。 キャスティングの技術が進歩した感じはまるでないが、最近、何だか体が軽い感じがする。体重が減ったとかそういうのではない。体の各部の動作が軽くなった感じだ。フライキャスティングって、わりと体のあちこちを動かすので、毎日やっていると健康にも良いのかもしれない。ベイトキャスティングは遠投以外はあまり体全体を使わないけど(笑)。 
 ダイエット目的のランニングやウォーキングは何度トライしても三日坊主だったが、キャスティング練習は何故か億劫にはならない。 多分、少しずつではあるけれど、毎回何か発見があったりするから続くのかもね。

 そんなキャスティング練習の今日の相棒は、いつものフェンウィックFF85-3(以前の記事参照)とテッド・シムローのボロン/グラファイト。
 テッド・シムローは1970年代半ば、伝説のレナード社(H.L. Leonard)の社長を務めた人物。レナードを去ってから、ロッドのパーツなどを製造していたロドン社(Rodon)のオペレートに携わり、現在でも自分の名前でバンブーロッドを製作してる(と思う)。 
 店主のロッドは、シムローがロドン社時代に製作した一本。 8フィート半で#8指定のスリーピース。ブランクはボロンとグラファイトのコンポジットだ。 当時は確か、蕨市の「ささの釣具店」で取り扱っていたと思う。 かれこれ30年くらい前のロッドではあるが、ブランクの素材にボロンを配合した、当時の最先端のロッドだ。 最先端と言っても、現代の高弾性カーボンのロッドが「ガチガチ」だとすると、「ベナベナ」っていう感じのアクションだけどね。
 
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 リールシート後部のエクステンションバットは脱着可能。現代風に言えばスウィッチロッドになるのかな。 ウェットフライやストリーマーで釣り下る場合、ロールキャストやスペイキャストが容易になるので、このエクステンションがあると非常に便利。少ない労力で早い展開の釣りが可能だ。 あとン十年して店主もジイさんになったら、こういうロッドの出番が増えるのだろうなぁ~。

 それはそうと肝心の投げ心地だが、グラスのフェンウィックが銀球鉄砲だとすると、シムローはエアガンと言ったところか。 この2本には約20年くらいの時代差があるのだが、この20年は大きかったんだね~。 フェンウィックと比べると、リフトできるラインの長さがまるで違う→より長いラインをフォルスキャストすることが可能→簡単に遠投ができる。 グラファイトやボロンの出現って、グラスロッドしか知らなかった当時の釣り人たちには、とてもセンセーショナルな出来事だったと思うね。

 それじゃあ、シムローのほうがフェンウィックより「良いロッド」なのか・・・というと、さにあらず! 店主からすれば、キャスティング自体はフェンウィックのグラスロッドのほうがオモシロイのである。反発力が少なかったり、ロッドの重量が重かったりというローテクなロッドを、ああでもない、こうでもない・・・と工夫しながらキャストするのはとても楽しい事なのだ。そんなロッドを釣り場へ持ち出して、そのうえ魚が釣れたら、店主にとってこんなに感動的なことはない。 だって、釣りは遊びであって漁ではないからね。
 より軽く、より反発力があり、より強く、だれでも遠投可能・・・というのは、技術革新としてはスゴイけど、店主としては面白みが感じられない。 「道具を使いこなす」といのも、釣りの楽しさの中の一要素だから。

 キャスティングの楽しさではフェンウィックのグラスに軍配が上がったけど(あくまでも、店主個人の意見です)、ロッドの性能っていうのはそれだけではありません。 シムローロッドは釣りに行きたくなる「何か」を持っています。 キャスティング練習中、「シムローロッドでロールキャストしながら利根川を釣り下るウェットフライ・フィッシングのイメージ」が、ずっと店主の頭の中にありました。 来シーズンは久々に釣り場へご同伴願おうと思っております。


 

by ccacc99 | 2010-11-28 15:44 | マニアック
2010年 11月 24日

Fly Tying

 11月も下旬。今年も残りわずか・・・というわけで、そろそろ来シーズンへ向けての準備に入る釣り人も多いと思う。 3月の渓流解禁を待つフライ釣り師たちは、とくにその傾向が強くなる季節だろう。 ロッドやリールの手入れに始まり、キャスティング練習、そしてフライタイイング。
 昔は店主も、オフシーズン中にタイイングにいそしんだものだが、最近はシーズン中に巻く毛鉤のほうが多い。実際に釣り場に通っている季節のほうが、よりライブ感あふれた毛鉤を巻くことができる。 そんな店主でも、定番としていつもフライボックスに入れておかなければならない毛鉤は、オフシーズン中に巻いておかなければ・・・と思うことがある。
 
 今日は、お店の手が開いた時間を利用して、定番(というか必携)フライの製作に励むことにした。 まずは、シーズン中消耗が激しいビーズヘッドニンフ。 
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 はじめの一本目の毛鉤は、巻いている時間よりマテリアルを捜索している時間のほうがはるかに長かったりして・・・。

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 フェザントテイルならぬ、トンビの尻尾のクイルをボディに。店主の定番毛鉤だ。 釣りの途中などにトンビの羽が落ちていると、店主は必ず拾うのだ! 
 同じ毛鉤を三本くらい巻くと、もう飽きてしまうのが悪い癖。したがって、量産は不可能。北海道の友人Yさんを見習いたいもの( http://pub.ne.jp/seiyoukebari/ 参照)。

 タイイング中に、「ハッ!」と思い出したことがある。 先日、朝日新聞の取材があったとき、紙面上で店主の手製の毛鉤をプレゼントとして提供する約束をしていたのだった! ヤバイ、忘れてた~! これから夜なべでプレゼント用毛鉤の製作に入ります。 朝日ぐんまのIさん、もしこれを読んでたら、今週末あたりに引取りにいらしてください。 遅くなってごめんなさい(汗)!

by ccacc99 | 2010-11-24 18:50 | 西洋式毛鉤釣