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店主のマニアック日記

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2015年 08月 24日

ALL ANGLE


 ご存じの方も多いと思いますが、フェザーウェイト社のキャスティングハンドルの初期のものの中には、握りの部分の角度が任意に調整できたり、トリガーの位置が前後に可動する ’オールアングル’ というモデルがあります。

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 店主などはコレをはじめて見たとき、あまりのカッコよさにシビレたものです。 市場にはまずまずの流通量があるようですが、いずれにしても今後作られることのない、今となってはとても貴重なタックルですね。


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 今日は、そんな貴重なハンドルの握りのコルク部分のレストアをしました。 ボロボロだったコルク部分を除去し、新しいコルクをお客さんの好みのデザインに変更して削り出しましたが、コルクが新しくなっただけでとても新鮮な気分になりますね。


 大量生産・大量消費の21世紀。メンテナンスしながら大切にずっとずっと使い続けていきたくなる道具って、釣り具に限らずこれから先はたしてどのくらい現れるのでしょうか?

by ccacc99 | 2015-08-24 21:01 | 古典的釣道具
2011年 11月 29日

GUDEBROD

 相変わらず、CCWSにてロッドのレストア中。 今回の患者さんは・・・
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 Fenwickのランカースティック、70年代後半頃のモデル。 経年により各ガイドがガタガタと動いてしまっていたので、ガイドラッピングを全部除去して、再度巻きなおし・・・という修理内容。 画像はすでに巻きなおし完了の図。 いつもはラッピングスレッドの色あわせに苦労するのだが、今回は楽チンでした。その訳は・・・
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 Fenwickの純正色とまるで同じ色の、昔々のグデブロッド社のNCPスレッドを所有していたため! これは、いつだったか、板橋の怪童Iさんにいただいたもの。Iさん、ありがとう! おかげで作業がはかどりました!

 今回はたまたま上手くいきましたが、グデブロッド社のスレッドは年代によってカラーが微妙に異なるし、Fenwick自体も何種類かのカラーのスレッドを使っていたので、長いこと修理をやってるけど、こんなに上手くいったのは今回が初めてです。 今夜はグッスリと眠れそうです!

 オーナーのT君、あとはコーティングのみとなりました。もうちょっと、お待ちを!

by ccacc99 | 2011-11-29 19:35 | 古典的釣道具
2011年 11月 21日

工房CCWSより。

 この時期になると、シーズン中に酷使されたロッドが次々とドック入りしてくる。
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 画像はKGRさん愛用のバンブーフライロッド。 ストリッピングガイドが抜けて落ちそう(笑)。ついでにお色直しも頼まれました。 かれこれ10年くらい前に当店で販売したロッドで、なんだかとても懐かしい~。 ロッドにしてみれば「里帰り」って感じかな。

 現在、フライロッドとベイトロッドの修理やレストアが数本、製作中のデモロッドが数本、そのあとも・・・って感じで、年内のお仕事はこのへんまでかなぁ。 当店の工房CCWS(Curtis Creek Work Shop)に篭りきりの毎日です(笑)。

by ccacc99 | 2011-11-21 21:10 | マニアック
2011年 10月 07日

レストア&メイキング

 雑事に追われてなかなか進みませんが、お客さんのT君からの依頼でフェンウィック・ランカースティックのレストア作業をしています。
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 もともと各所が修理され、ガイドラッピングのスレッドのカラーが違っていたり、ガイド自体も破損や変形をしていたりしたので、ガイドラッピングのスレッドを全部剥がします。 画像は剥がしている途中です。 
 後方にチラッと見えるロッドは、KJMさんというお客さんからビルディングを依頼されたグラス製ベイトロッド。お待たせしていてすみません。もうすぐですので、しばしお待ちを! 完成の暁には当ブログで発表しちゃいます!


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 ガイドを外した図。白いスレッドのティッピング部はオリジナルを残します。 破損&変形していたガイドは計三個。どれもパーフェクション社のオールドもの。当店のストックから充当しました。
 黒いメノウガイドはKJMさんのロッドに使用するもの。こちらもビンテージもの。

 お店で接客&営業しながらの作業ですので、お待たせばかりしておりますが、少しずつ前進しております。 お待ちのお客様方、いましばらくの間、あたたかい目で見ていてくださいね!

by ccacc99 | 2011-10-07 14:54 | 古典的釣道具
2011年 03月 05日

ペイン・クリニック その2

 解禁して初めての週末。 今日はみんな釣りへ行っているのか、来店のお客さんはちらほら。 ・・・ってことで、手の開いた時間はC.C.W.S(カーティスクリークワークショップ)に篭って、板橋のIさんより譲っていただいた、レフトハンドツイストのスネークガイドをペインの両手竿のティップセクションに移植しました。
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 まずは戴いたガイドの片足をテープで借り止め。折れてしまったガイドよりワンサイズ小さいのですが、違和感は全くありません。Iさん、本当にありがとうございました!


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 ラッピングスレッドは友人の凡人氏からお借りした「魔法のペイン色絹糸」。 なんだか、借り物や戴き物で修理が進んで行きます(笑)。皆様のご協力があってこそ・・・です。 ほんとにありがとうございます。
 上のラッピング部はすでに色止めを施したところ。下は絹糸の色がそのままの状態。同じ糸なのに、こんなに色が変わります。 修理・レストア作業の中でも、スレッドの色合わせはとても難しいところですね~。 このあと、数回に分けて色止め作業を進めていきます。

 注: ロッドやリールの修理等でお待ちの皆様、そちらも同時進行で作業しております。 店主の遊びを優先しているわけではございませんので(汗)、ご理解のほどよろしくお願いいたします!

by ccacc99 | 2011-03-05 16:32 | 古典的釣道具
2011年 02月 05日

愛竿の修理

 昨年の道北でのイトウ釣りの際、使用していたツーハンドフライロッドのティップ部のスネークガイドを不注意により”ひん曲げて”しまった(詳しくは こちら の7/6の記事をご参照のこと)。 釣りシーズンも間近になったし、そろそろ修理に取り掛からなければ・・・ということで、作業を開始!

 ロッドは昔々のペイン(Payne)竿。 よりによってガイドは通常の右巻きではなく、古い竿によく使われているレフトハンド・ツイスト(イングリッシュ・ツイストとも言う)。レフトハンドツイストのガイドは、ハーディー(Hardy)やシャープス(Sharpes)などイギリス製の竿に良く見られるが、ペインやレナード(Leonard)、フレッド・トーマス(F.E.Thomas)などの初期のアメリカ製の竿にも使われている。しかし、アメリカのものとイギリスのものとでは微妙に形状が違うので互換性はないのだ。
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 それにしても、キレイに曲がったものだね~。店主の指もエグレる訳だね(笑)。 汽水域で使用したので、サビが出てるし・・・。


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 本来ならばこういう形をしてなければイケマセン。 ラッピングスレッドのカラーが違うけど、こっちはすでに補修済みみたいです。


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 とりあえずティッピングのスレッドだけを残し、ガイドのフットを止めているスレッドを除去してみました。 さぁ、このガイド、どうしましょう。 曲がったガイドを修正しようとして、これまで何度も割ってしまっています。 少しずつ少しずつ、慎重に修正していくしかないのですが・・・。それでも割れちゃう時は割れちゃうんだよね~。なるべくなら、オリジナルを使いたいですね。

 以後、本格的に修理に入る予定です。さて、どうなることやら・・・。


 

by ccacc99 | 2011-02-05 16:06 | 古典的釣道具
2010年 12月 19日

Eaglesを聴きながら・・・

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 今日は、再結成後のEaglesのライブDVDを流しながら、アンバサダーの整備をしています。 Take it easy や Hotel California を口ずさみながら、気持ちよく作業が進みます。


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 画像は、昔々の6000番。ライギョ釣りのスタンダードサイズ。 調子よくクリーニングやオイルアップも終了して、さて組み立て・・・というときになって気付きました。 「フ、フレームが歪んでいる・・・!」 これでは売り物になりません。 部品取り用として、倉庫に保管します(泣)。 内部のメカなどのコンディションが良かっただけに、もったいないです。 まぁ、ながらく古物を扱っていると、時々こういう事がありますね。
 オーナーになるはずだったM様、別のヤツを探しますので、いましばらくお待ち下さい!

by ccacc99 | 2010-12-19 17:30 | マニアック
2010年 11月 15日

オーバーホール

 昨日からヒマを見つけてはアンバサダーのオーバーホールをしている。 商品として入荷したリールはもちろんだが、お客さんからのご要望があれば持ち込みのアンバサダーのオーバーホールやレストアも受けている。
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 分解、各部をクリーンナップ、劣化した部品があれば交換、グリスアップ&オイルアップして、再度組み立てる。 自分のアンバサダーたちも含めて、もう何台のリールのオーバーホールをしただろう。 最近は、リールの症状を見ただけで、どこが悪いか分かることもしばしば・・・。 

 それにしても、ビンテージ・アンバサダーって凄いリールですね。 不調と思われるヤツのほとんどが、キチンと整備をするだけで元のコンディションに戻ります。 基本設計がシンプルだから壊れる箇所も少なく、そしてタフなのでしょう。 
 同年代の他メーカーのベイトリールをライギョ釣りに使ったりすると、そのほとんどがことごとく壊れてしまいますが、アンバサダーは40年以上の年月を経ても第一線で活躍します。 オーバー・クォリティ。 これぞヘビーデューティーな釣り道具の見本ですね!




 

 

by ccacc99 | 2010-11-15 13:10 | マニアック